【9/29〜10/3】来週の重要経済指標まとめ｜FX・株に影響するイベント一覧

毎週恒例の「注目経済指標」コーナーです。

9月第5週から10月第1週は、米国経済の基調を占う上で特に重要な経済指標が集中して発表されます。利下げ後の米国経済がどのような反応を示しているか、その実態を把握する上で、雇用統計やISM景気指数などのデータは欠かせません。 また、日本では日銀短観、ユーロ圏では消費者物価指数（HICP）といった、それぞれの金融政策に影響を与える可能性のある指標も発表されるため、各国の動向にも注目が必要です。

注目ポイント

来週（9月29日〜10月3日）の主な経済指標・イベントは以下の通り。

9月30日（火）22:45｜米国・シカゴ購買部協会景気指数（PMI）

シカゴ地区の景気動向を示す指標で、全米の景気先行指標としても注目されています。特に、翌々日に発表されるISM製造業景気指数の先行指標として注目されることが多く、市場の予想と大きく乖離すると、ドル相場に影響を与える可能性があります。

10月1日（水）08:50｜日本・日銀短観

日銀が発表する、日本企業の景況感を示す指標です。特に大企業製造業の業況判断DIや、設備投資計画が注目されます。日銀の金融政策判断にも影響を与える可能性があり、円相場の変動要因となりえます。

10月1日（水）21:15｜米国・ADP雇用統計

米国の民間部門の雇用者数を示す先行指標です。翌々日に発表される米雇用統計の前哨戦として注目度が高く、市場予想と大きく乖離すると、ドル相場が大きく変動する可能性があります。

10月1日（水）23:00｜米国・ISM製造業景気指数

米国の製造業の景況感を示す重要な指標です。景気の拡大・縮小の節目となる「50」を上回るか、下回るかが注目されます。今後の米国の景気動向を占う上で重要な指標であり、ドル相場に大きな影響を与える可能性があります。

10月3日（金）21:30｜米国・雇用統計（非農業部門雇用者数、失業率、平均時給）

米国の雇用情勢を示す最も重要な指標です。特に非農業部門雇用者数（NFP）と失業率は、FRBの金融政策判断に直接的な影響を与えるため、市場の最も大きな注目を集めます。市場予想との乖離が大きければ、ドル相場に大きなボラティリティをもたらす可能性があります。

経済指標一覧

9月29日（月）

23:00｜★★ 米国・中古住宅販売成約指数（前月比）

9月30日（火）

08:50｜★★ 日本・鉱工業生産（前年比）（速報）

22:00｜★★ 米国・S&Pケースシラー住宅価格（20都市）（前年比）

22:45｜★★ 米国・シカゴ購買部協会景気指数（PMI）

23:00｜★★ 米国・コンファレンスボード消費者信頼感指数

10月1日（水）

08:50｜★★ 日本・日銀短観（大企業全産業・設備投資）

08:50｜★★ 日本・日銀短観（大企業製造業・先行き）

08:50｜★★ 日本・日銀短観（大企業製造業・業況判断）

08:50｜★★ 日本・日銀短観（大企業非製造業・先行き）

08:50｜★★ 日本・日銀短観（大企業非製造業・業況判断）

18:00｜★★ ユーロ圏・消費者物価指数（HICP）（コア）（前年比）（速報）

18:00｜★★ ユーロ圏・消費者物価指数（HICP）（前年比）（速報値）

21:15｜★★ 米国・ADP雇用者数（前月比）

23:00｜★★★ 米国・ISM製造業景気指数

23:30｜★★ 米国・原油在庫（前週比）

23:30｜★★ 米国・ガソリン在庫（前週比）

23:30｜★★ 米国・留出油在庫（前週比）

10月2日（木）

14:00｜★★ 日本・消費者態度指数

18:00｜★★ ユーロ圏・失業率 21:30｜★★ 米国・新規失業保険申請件数

23:00｜★★ 米国・製造業新規受注（前月比）

23:00｜★★ 米国・耐久財受注（輸送除くコア）（前月比）（確報）

23:00｜★★ 米国・耐久財受注（前月比）（確報）

10月3日（金）

08:30｜★★ 日本・完全失業率

21:30｜★★★ 米国・失業率

21:30｜★★★ 米国・非農業部門雇用者数（NFP）（前月比）

21:30｜★★ 米国・平均時給（前年比）

21:30｜★★ 米国・平均時給（前月比）

23:00｜★★★ 米国・ISM非製造業景気指数

編集部コメント

FRBの利下げという大きなイベントの後に、来週は米国の雇用統計やISM景気指数といった、米国経済の現状を測る最重要指標が立て続けに発表されます。特に、FRBが金融政策を判断する上で重視する雇用統計の結果は、市場の今後の方向性を決定づける可能性があります。 また、日本でも日銀短観が発表され、日本の景気動向や日銀の金融政策に対する市場の思惑が交錯するでしょう。各国の重要指標が集中しているため、市場のボラティリティが高まる可能性があり、十分な注意が必要です。

最後に

来週は、米国・日本・ユーロ圏の重要指標が目白押しです。特に米国の雇用統計は、市場のセンチメントを大きく左右する可能性があります。各指標の発表スケジュールをしっかりと把握し、冷静な判断で臨みましょう。

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