22日のロンドン金属取引所(LME)のニッケル相場は続落。値下がりを受けた企業の一連の減産発表にもかかわらず、下げ止まらなかった。
米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは2024年通期の利益がウォール街の予想を上回るとの見通しを示した。ただ1-3月(第1四半期)損益については、ボーイング737MAXの一部運航停止の影響などで市場予想を上回る赤字を見込む。
パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の共同創業者であるビル・グロース氏は米金融当局について、米経済のリセッション(景気後退)入りを回避するため、もはやバランスシート圧縮を停止し、今後数カ月に利下げを開始すべきだとの考えを示した。
22日の欧州株は反発。ストックス欧州600指数は0.8%上昇した。投資家は欧州中央銀行(ECB)の金融政策判断や決算発表シーズンに明確なシグナルを期待している。
電子署名の米ドキュサインに対するレバレッジドバイアウト(LBO)計画を巡り、ダイレクトレンディング(直接金融)業者と銀行が買収資金を提供しようとようと競争を繰り広げている。ドキュサインのLBOでは借り入れ額が最大80億ドル(約1兆1840億円)に上る可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。
オプション市場では、前週末19日に最高値を更新したS&P500種株価指数が一段高になると見込んだ取引が増えている。
ガソリンスタンドを所有する米スノコは、パイプラインや燃料貯蔵施設を運営する米ニュースター・エナジーを約73億ドル(約1兆780億円)で買収することで同社と合意した。
2023年は金利の大幅引き上げが成長を圧迫するだろうという予想を裏切り、米経済はリセッション(景気後退)を免れた。
ユーロ圏の労働市場の不思議な強さが、差し迫った利下げ観測を欧州中央銀行(ECB)が押し戻す根拠になっている。
22日の債券市場では、イタリア債が上昇。ドイツ債に対するイタリア債の上乗せ利回りが2022年4月以来の低水準に縮小した。同利回り差は欧州のリスクを測る主要な指標とみられている。イタリア債は欧州債の中でも特に利回りの高い国債の一つで、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和に踏み切る前に投資家は高金利の確保を急いだ。
穀物メジャー、米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は、会計慣行を巡る調査が進む中、最高財務責任者(CFO)を休職扱いにするとともに、業績見通しを下方修正した。
ウォール街の大手2社が、先週に昨年5月以来の急落を記録した5年物米国債の買いを勧めた。
今年の米株式市場の上昇は一握りの大手テクノロジー企業以外にも拡大するとの観測は、見慣れた現実に直面している。大手テク企業は依然として「コーポレート・アメリカ」にとって最も可能性の高い利益成長源であるという事実だ。
老舗百貨店チェーンを運営する米メーシーズは21日、投資会社アークハウス・マネジメントと資産運用会社ブリゲード・キャピタル・マネジメントからの買収提案について、「説得力のある価値」を欠いていると指摘し、関心がないと発表した。
2023年はヘッジファンド運営会社の顧客にとって最高の年の一つとなった。
アジア時間22日の原油先物相場は小幅下落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国のリビアが自国最大の油田で生産を再開した。これは世界的に供給を増やす要因で、紅海の緊張が引き続き物流を混乱させるとの懸念より意識された。
米経済成長率は2023年10-12月(第4四半期)に減速したもようだが、同年後半の伸びは6カ月間としては21年以来の好調となり、景気拡大基調に変わりはないとの見方を後押ししそうだ。
2016年の米大統領選でのドナルド・トランプ氏のサプライズ勝利は、金融市場に衝撃を与えた。トランプ氏の2回目の当選が確定したとしても、トレーダーは今回ずっと用意周到と考えられる。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長ら米金融当局者は、子供たちと長いドライブ旅行に出掛ける親のような気分なのかもしれない。利下げを熱望する投資家は金融政策決定者に「まだか」と問い続け、「もうすぐだが、まだだ」との答えが繰り返されている。
ウォール街の資産家であるスタンレー・ドラッケンミラー、ヘンリー・クラビス、ケン・ランゴーン、クリフ・アスネス各氏は、2024年米大統領選挙の共和党候補指名を争うニッキー・ヘイリー元米国連大使のための資金調達イベントを1月30日にニューヨーク市で共同開催する。ブルームバーグ・ニュースが招待状を確認した。