概要:ノルウェー中央銀行(NB)が23日政策金利を発表し、市場予想の1.00%を上回り1.25%へと利上げを実施しました。
ノルウェー中央銀行(NB)が23日政策金利を発表し、市場予想の1.00%を上回り1.25%へと利上げを実施しました。今回の利上げは、前回値の0.75%から50ポイントの利上げとなりました。前回の6月には政策金利が0.75%に据え置かれましたが、バーチェNB総裁は、「リスクバランスに関する現在の委員会での評価に基づき、次月会合で政策金利が引き上げられる可能性が最も高い」と述べていた中での、今回の大幅利上げとなりました。
欧州各国のインフレ率が上昇している中、ノルウェーも例外ではなく4.5%(3月前年比)となり、エネルギーと食品を除いたコアインフレ率は、2.1%となっています。
今回のサプライズ利上げを受け、ノルウェークローネが小幅に上昇しており、クローネ円は13.498から13.615まで反発上昇しました。4時間足では、200SMAへのタッチと同時に反発が入ったものの、上値を切り下げてきているため、上位足での下落が継続し直近安値の13.131を下回った場合は、下落トレンド継続と見なすことが無難でしょう。
なお、ノルウェー中央銀行は、既に昨年3回の利上げを実施しており、今年年内にあと2回、更に来年4回の利上げ実施を予想しています。NBは2023年末までに、基準金利を2.5%にするとの見通しを立てています。先進国の中で唯一緩和措置を堅持している日本円に対し、ノルウェークローネが強含むのか、注視したいところです。
東京証券取引所(TSE)とニューヨーク証券取引所(NYSE)の2大証券取引所が取引時間の延長を発表し、世界の金融業界から大きな注目を集めています。
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