概要:イギリスの6月消費者物価指数(CPI)は、前年比で市場予想の9.3%を0.1ポイント上回り9.4%となりました。前回値の9.1%からも上昇しました。生鮮食品を除いたコアCPIでは前回値の5.9%から0.1ポイント低下し、5.8%と市場予想と一致しました。
イギリスの6月消費者物価指数(CPI)は、前年比で市場予想の9.3%を0.1ポイント上回り9.4%となりました。前回値の9.1%からも上昇しました。生鮮食品を除いたコアCPIでは前回値の5.9%から0.1ポイント低下し、5.8%と市場予想と一致しました。
インフレ率の継続した上昇により、来月4日のBOE政策金利発表では0.5ポイント以上の大幅利上げ予想に拍車がかかる結果となりました。場合によっては前回の1.25%から0.75ポイント引き上げられ、カナダ・ニュージーランドに並ぶ2%台入りの可能性も視野に入れておきたいところです。
英・CPIの結果を受け、ポンドは対米ドルで急落。ポンド米ドルは1.2033から1.2004まで下落しました。テクニカル的には、ポンド米ドルは時間足でダブルトップの様相を呈しており、日足20MAのちょうど真上に位置しています。また、週足RSIが30真上に位置する中ダイバージェンスが確認できるため、今後の英・要人発言や利上げ観測により反発が入るのか注視したいところです。
対円でも同様、ポンドは下落しています。ポンド円は166.144から165.803まで下落。時間足20MAがサポートとして機能するかの狭間で推移しています。欧州時間にかけてさらなる下落となるのか、ポンドの方向性に注目しましょう。
東京証券取引所(TSE)とニューヨーク証券取引所(NYSE)の2大証券取引所が取引時間の延長を発表し、世界の金融業界から大きな注目を集めています。
為替、株式、原油価格の見通し:ハリス氏とトランプ氏が選挙人団で同数となった場合は?
八年前、彼はまるでダークホースのように反撃を行い、民主党の有力候補であったヒラリーを打ち破り、アメリカの第45代大統領に就任しました。その結果、ドルは上昇し、世界の金融市場は激動の時代を迎えました。 四年前、彼は再選を目指しましたが、敗北しホワイトハウスを去る際、「また戻ってくる」と宣言しました。
2024年の米国大統領選挙は、世界市場で大きな関心を集めています。候補者であるトランプ氏とハリス氏の政策は大きく異なり、それぞれが米国株式市場に与える影響も異なる可能性があります。今回の記事では、両者の政策が業界や資産クラスに与えるリスクと機会を分析します。