デイリー：サンフランシスコ連銀総裁「インフレのピークアウト判断は時期尚早」

アメリカのデイリー：サンフランシスコ連銀総裁が12日にブルームバーグのインタビューにて、「アメリカのインフレピークアウトの判断は時期尚早」と述べました。

一昨日アメリカの消費者物価指数（CPI）が発表され、前年比で前回値を下回り8.5%へ低下したばかりでしたが、デイリー総裁は、インフレ統計など直近の経済指標の結果を踏まえると来月21日のFOMCでは50bp（ベーシス・ポイント）の利上げが妥当としつつ、データ次第では75bpの可能性も大いにあると示しました。

米ドル円は現在133.392付近で推移。日足ベースでのレンジ相場に突入しています。下値・上値ともに切り下げているユーロ円と対称的に、米ドル円の日足チャートは三尊天井を作っているようにも見えます。

テクニカル面では、米ドル円は日足75MAラインの131.932と20MAラインの135.144の間でレンジ推移を繰り返しており、方向感を掴みにくくなっています。日足RSIは44と、中立的な立ち位置です。本日確定する週足がはらみ陰線となるのかどうか、注視したいところです。

なお本日は米国時間でミシガン大消費者信頼感指数が発表されますが、それ以外は注目度の高い指標は予定されていません。テクニカルに沿った忠実な値動きとなることが予想されるため、方向性をしっかりとフォローしていきましょう。