概要:本日のニュースをまとめにチェック!
オーストラリア準備銀行(RBA)のロウ総裁が8日に会合にて発言し、「上昇するインフレ期待にはより高い金利が必要」「金融政策運営の遅れと金利上昇のスピードを認識している」「急激な世界経済の減速により、オーストラリア経済のソフトランディングは困難になる」と述べました。
ロウRBA総裁のスピーチが開始されると、豪ドルは急落。欧州通貨を中心に他のクロス円が下げ渋る中、豪ドル円は97.496から96.784まで60pips以上急落しました。豪ドル円は4時間足のボリンジャーバンド+2σから10MAまで急落しており、さらに下伸し20MAを下抜けると、下落が加速する可能性があります。
原油WTIも下落しているため、直近の値動きに十分注意し、価格の方向性を精査しましょう。
内閣府が8日に公表した日本の景気ウォッチャー調査では、現状判断DIが前回値の43.8から1.7ポイント上昇し45.5となりました。家計動向関連DIは住宅関連が低下しましたが、飲食関連が上昇しました。
景気ウォッチャー調査の見方は、「景気は持ち直しに足踏みが見られる。先行きは価格上昇の影響を懸念しつつも、持ち直しの期待がみられる」とのことでした。
結果を受け、昨日の米国時間で高値更新をした米ドル円は、横ばい推移となっています。昨日高値の144.990から143.700まで下落したものの、現在は時間足20MA直下で方向感を探る値動きとなっています。テクニカル面では、米ドル円は4時間足10MAの上位に停滞しているため、欧州時間にかけてさらなる上昇が見込まれるのか注視したいところです。
スイスの8月の雇用統計結果が8日に発表され、季節調整済み失業率は前回値の2.2%から0.1ポイント低下し2.1%となりました。登録失業者数は、前月の91,474人から減少し91,372人でした。
雇用統計の結果を受け、スイスフランは対円で小幅に下落しました。フラン円は今年高値の147.971から146.986まで80pipsほど下落。また、本日午後に日銀と財務省、金融庁が今年6月以来の国際金融資本についての情報交換会合を16時から開催するとの報道が入ったため、一時的に円買いとなりましたが、すぐに持ち直しました。
しかしながらフラン円は時間足ベースでボリンジャーバンドの+2σから緩やかに下落しており、RSIも70を超過しての下降となっているため、欧州時間にかけての調整下落に警戒が必要です。
東京証券取引所(TSE)とニューヨーク証券取引所(NYSE)の2大証券取引所が取引時間の延長を発表し、世界の金融業界から大きな注目を集めています。
為替、株式、原油価格の見通し:ハリス氏とトランプ氏が選挙人団で同数となった場合は?
八年前、彼はまるでダークホースのように反撃を行い、民主党の有力候補であったヒラリーを打ち破り、アメリカの第45代大統領に就任しました。その結果、ドルは上昇し、世界の金融市場は激動の時代を迎えました。 四年前、彼は再選を目指しましたが、敗北しホワイトハウスを去る際、「また戻ってくる」と宣言しました。
2024年の米国大統領選挙は、世界市場で大きな関心を集めています。候補者であるトランプ氏とハリス氏の政策は大きく異なり、それぞれが米国株式市場に与える影響も異なる可能性があります。今回の記事では、両者の政策が業界や資産クラスに与えるリスクと機会を分析します。