概要:米半導体メーカー、ブロードコムは、人工知能(AI)コンピューティングの急速な拡大によって、売上高の伸び減速を補えると予想している。同社は米アップルなど大手ハイテク企業に半導体を供給する。
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2023年12月8日 9:46 JST
AI支援のネットワーキング半導体の貢献が拡大すると予想
8-10月期の増収率はパンデミック初期以降で最低
米半導体メーカー、ブロードコムは、人工知能(AI)コンピューティングの急速な拡大によって、売上高の伸び減速を補えると予想している。同社は米アップルなど大手ハイテク企業に半導体を供給する。
ブロードコムは7日、四半期決算の発表後、AIシステムの支援に使用されるネットワーキング半導体は現時点で同社の売上高全体の15%を占めているが、2024年度には25%超に拡大するとの見通しを示した。
ブロードコムの8-10月(第4四半期)の増収率は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期以降で最低となった。法人顧客や通信事業者が支出を抑制していることが背景にある。
ホック・タン最高経営責任者(CEO)によると、AIは明るい材料だ。こうしたサービスを支援するために必要なコンピューターネットワークへの支出は倍増する見込みだと、同氏は電話会議で述べた。