概要:米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月12-13日に開催した定例会合で、主要政策金利を2001年以来の高水準で据え置くことを全会一致で決定した。金利据え置きは3会合連続。また2024年に複数回にわたって金利を引き下げるとの見通しを示し、積極的な利上げキャンペーンが終了したとのシグナルをこれまでで最も明確に発した。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5.25-5.5%。
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2023年12月14日 4:07 JST
FOMCの金利予測分布図(ドットプロット)
出所:ブルームバーグ
24年については合計で0.75ポイントの利下げを当局者らは予測。9月時点での予測より利下げペースが急になっている。24年末時点でのFF金利については、予測中央値は4.6%だが、FOMC参加者個々の予測はばらつきが大きい。
8人は0.25ポイントの利下げが3回未満とみている一方、5人はそれ以上の利下げを予想している。