概要:ゴールドマン・サックス・インターナショナルは、1年後の円の対ドル相場見通しを従来の1ドル=150円からドル安方向に修正し、140円とした。
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2023年12月18日 9:38 JST
「より高くより長く」の下で苦戦を強いられる通貨を最も大きく修正
3カ月後と6カ月後は155円と予想していたが145円と142円に変更
ゴールドマン・サックス・インターナショナルは、1年後の円の対ドル相場見通しを従来の1ドル=150円からドル安方向に修正し、140円とした。
ゴールドマンは3カ月後と6カ月後の円相場をいずれも155円と予想していたが、145円と142円に修正した。
ダニー・スワナプルティ氏やマイケル・ケーヒル氏らストラテジストは「『より高い金利水準により長く』という状況の下で苦戦を強いられたであろう金利敏感通貨(日本円やスウェーデン・クローナ、インドネシア・ルピア)で、予測を最も大きく修正した」と15日付のリポートで指摘した。
米連邦準備制度が金融引き締めを緩め、ソフトランディング(軟着陸)をより確かにすることで恩恵が得られるプロシクリカル通貨(韓国ウォンや南アフリカ・ランド、豪ドル、NZドル、英ポンド)について、現在の水準から「伸びる余地」が最も大きいとストラテジストらは分析した。
ユーロの対ドル相場も3カ月後1ユーロ=1.08ドル(従来1.04ドル)、6カ月後 1.10ドル(同1.06 ドル)、1年後1.12ドル(同1.10ドル)に上方修正した。