概要:米住宅建設業者のセンチメントは12月に5カ月ぶりの改善を示した。住宅ローン金利の低下を追い風に、購買見込み客足や販売見通しが上向いた。
12月の住宅市場指数は3ポイント上昇の37-予想と一致
購買見込み客足や販売見通しの指数もそれぞれ上昇
米住宅建設業者のセンチメントは12月に5カ月ぶりの改善を示した。住宅ローン金利の低下を追い風に、購買見込み客足や販売見通しが上向いた。
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住宅ローン金利が8月以来の水準に低下したのに伴い、住宅需要は来年に少なくとも安定するとの見通しが広がり始めている。ただ、借り入れコストは低下しているとはいえ、2021年末の2倍余りの水準にあり、住宅価格も高止まりしている。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は発表文で「住宅市場では、このサイクルの住宅ローン金利のピークが過ぎたようだ。これは今後数カ月に買い手需要を支えるはずだ」と指摘した。
統計では購買見込み客足指数も5カ月ぶりに上昇。販売見通し指数は3カ月ぶりの高水準に達した。