概要:イングランド銀行(英中央銀行)のブリーデン副総裁は、同国の賃金の伸びは依然として高過ぎると指摘、インフレ率を持続的な形で目標の2%に戻すには景気抑制的な金融政策を当面維持する必要があるとの考えを示した。
2023年12月20日 0:57 JST
ブリーデン副総裁
Photographer: Hollie Adams/Bloomberg
他の英中銀当局者と同じようにブリーデン氏も英中銀が勝利宣言するのは「まだ先だ」と語る。ただ市場では、来年に4回の0.25ポイント利下げが織り込まれており、英政策金利は5.25%から4.25%へ引き下げられると想定されている。
同氏は「インフレ率を中期的に目標の2%へ持続的に戻すには長期にわたって金融政策が景気抑制的であることが重要だ」と強調した。