概要:半導体大手の米インテルはイスラエルの製造拠点に総額250億ドル(約3兆5600億円)を投じる計画を確認した。同社はイスラエル政府から投資額の12.8%に相当する32億ドルのインセンティブを得た。
半導体大手の米インテルはイスラエルの製造拠点に総額250億ドル(約3兆5600億円)を投じる計画を確認した。同社はイスラエル政府から投資額の12.8%に相当する32億ドルのインセンティブを得た。
イスラエル政府はこの投資について6月に発表したが、インテル側はこの日まで確認していなかった。投資はテルアビブの南、キリヤットガットにあるウエハー製造設備の拡張に充てられる。
インテル、イスラエルで新工場建設へ-アジア以外で生産拠点拡大
インテルは「キリヤットガット工場の拡張計画は、欧米で進行中、および計画している製造設備投資と並び、より強じんな世界的サプライチェーンを育成する当社の取り組みで重要な一部を成す」との声明を発表した。
インテルを含め複数の半導体メーカーが半導体製造をアジア外に広げようとしている。半導体のパイオニアであるインテルは、エヌビディアや台湾積体電路製造(TSMC)などライバルに追い越され、技術面での優位性を取り戻そうと取り組んでいる。