キャシー・ウッド氏のＥＴＦ、ビットコイン関連保有銘柄を大幅見直し

グレースケール・ビットコイン・トラストを225万株全て売却

• 23年11月にはグレースケールをトップピックとしていた

キャシー・ウッド氏が運用する上場投資信託（ＥＴＦ）の１本が、暗号資産（仮想通貨）ビットコイン関連の保有銘柄を大幅に入れ替えた。

ブルームバーグがまとめたデータによると、アーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネットＥＴＦ（ＡＲＫＷ）は27日、グレースケール・ビットコイン・トラスト（ＧＢＴＣ）の残りの保有株225万株を全て売却した。

アーク・インベストメント・マネジメントの日次データによれば、同日にプロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジー ＥＴＦ（ＢＩＴＯ）を432万株購入し、同ＥＴＦの保有者２位となった。

ウッド氏は、ビットコインが2022年４月以来の高値まで上昇したここ数カ月、かつてはＡＲＫＷの保有トップ銘柄だったＧＢＴＣの持ち分を減らしている。

ビットコインは23年に２倍以上に値上がり。米証券取引委員会（ＳＥＣ）がビットコイン現物のＥＴＦを24年１月に承認するとの臆測が流れる中で年末にかけて上昇した。

ウッド氏は23年11月に開催された会議で、ＧＢＴＣをトップピックとして紹介していた。

ＡＲＫＷは23年、ナスダック100指数の55％上昇に対し、103％上昇している。