概要:米リッチモンド連銀のバーキン総裁は米経済がソフトランディング(軟着陸)を達成する可能性は高まっているように見えるが、確実とは言えないとし、追加金融引き締めの可能性は引き続きあるとの考えをあらためて示した。
米リッチモンド連銀のバーキン総裁は米経済がソフトランディング(軟着陸)を達成する可能性は高まっているように見えるが、確実とは言えないとし、追加金融引き締めの可能性は引き続きあるとの考えをあらためて示した。
バーキン氏は3日の講演で「ソフトランディングの可能性は高まりつつあるが、決して必然ではない」と発言。「需要や雇用、インフレは全て急伸したが、今は正常に戻る軌道にあるようだ」と述べた。発言は講演原稿に基づく。
同氏はソフトランディングについて、景気が「健全さ」を維持しつつインフレが正常な水準に戻ることだと説明。インフレは「当局の2%目標のレンジに入ってきており」、食品とエネルギー価格を除いたコアインフレは6カ月ベースでこの目標をわずかに下回っていると話した。