概要:米エクソンモービルは4日、カリフォルニア州の一部事業について、25億ドル(約3600億円)の評価損を計上すると発表した。
「州の規制環境における継続的な課題」に言及-届け出
シェブロンもカリフォルニア州のエネルギー政策受け評価損計上へ
米エクソンモービルは4日、カリフォルニア州の一部事業について、25億ドル(約3600億円)の評価損を計上すると発表した。
同社の届け出によれば、昨年10-12月(第4四半期)分となる評価損は主にサンタバーバラ沖のサンタイネズ事業に関するもの。米シェブロンもカリフォルニア州のエネルギー政策の影響により多額の評価損を計上すると2日に明らかにしていた。
エクソンは2015年に起きたパイプライン破損による原油流出事故後、サンタイネズ油田の生産を一時停止。トラックで原油出荷を再開したが、当局が介入し一般ドライバーや環境へのリスクを理由に、同社が道路で原油を輸送することを制限した。
エクソンは「生産再開に向けた取り組みを進めているが、州の規制環境における継続的な課題が、操業再開の進展を妨げている」と届け出でコメントした。