概要:ベンチャーキャピタル(VC)会社のコーチュー・マネジメントは、2年前にロンドンに開設した欧州オフィスを閉鎖する。テクノロジー市場の低迷に合わせて戦略を練り直す。
ベンチャーキャピタル(VC)会社のコーチュー・マネジメントは、2年前にロンドンに開設した欧州オフィスを閉鎖する。テクノロジー市場の低迷に合わせて戦略を練り直す。
ブルームバーグが確認したコーチューの社内メモによると、同社経営陣はこの決定について、地域的カバレッジよりも領域的な専門性を優先するための投資アプローチ「合理化」だと説明。「欧州ベンチャーに対するコミットメントは、欧州事業に3人のリーダーを置く当社ならではの揺るぎないものだ」としている。
コーチューの広報担当者は今回の決定を確認したが、それ以上のコメントは控えた。
フィリップ・ラフォント氏率いるコーチューは、2021年にグロースファンドを新設。スタートアップ企業への投資を強化した。ニューヨークに本社を置く同社は、ベンチャー投資を始めてからの10年間、ベンチャーキャピタル熱狂の中で約100社を支援してきた。
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