概要:米メルクはがん治療薬メーカーの米ハープーン・セラピューティクスを6億8000万ドル(約980億円)で買収することで、同社と合意した。収益性の高いがんの分野で主導的地位を強固なものにする狙いがある。
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2024年1月8日 23:43 JST
米メルクはがん治療薬メーカーの米ハープーン・セラピューティクスを6億8000万ドル(約980億円)で買収することで、同社と合意した。収益性の高いがんの分野で主導的地位を強固なものにする狙いがある。
メルクは8日、サンフランシスコに本社を置くハープーンの株式1株につき23ドルを支払うと発表。ブルームバーグ・ニュースによる先の報道を確認した。
メルクは主力のがん免疫療法薬「キイトルーダ」が2020年代末に価格圧力にさらされる可能性が高い中、新たな成長源を模索している。キイトルーダの売り上げは2022年に209億ドルと、世界でも有数の販売を誇る医薬品となっている。
ハープーンは体の免疫システムを利用して肺がんや多発性骨髄腫などのがんと闘う医薬品を開発している。