概要:仮想通貨ビットコインは米東部時間8日午後の取引で一時、2022年4月以来初めて4万7000ドルに乗せた。米証券取引委員会(SEC)はビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)を初めて承認する方向にあるとみられている。
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2024年1月9日 5:55 JST
ブラックロックなどが現物ETF申請書の修正提出
今週現物ETFが承認される公算が大きいことへの反応-オルトタブ
仮想通貨ビットコインは米東部時間8日午後の取引で一時、2022年4月以来初めて4万7000ドルに乗せた。米証券取引委員会(SEC)はビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)を初めて承認する方向にあるとみられている。
ブラックロック、アークなどはこの日、ビットコイン現物投資型ETFの申請に関する修正書類をSECに提出した。アナリストはこれが承認への最後の一押しになるとみている。
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ビットコインは一時、6.2%高の4万7007ドルと、日中取引で昨年11月15日以来の大幅上昇となった。昨年、SECが申請を承認するとの期待から約160%急騰したビットコインは、22年後半の仮想通貨暴落前以来の水準に向け上昇している。ビットコインは21年11月に過去最高値の約6万9000ドルを付けた。
オルトタブ・キャピタルの共同創業者、グレッグ・モリッツ氏は「ビットコインの強気な動きは、今週現物投資型ETFが承認される可能性が非常に高いことへの反応であることはほぼ間違いない」と指摘した。
フィデリティ、インベスコ、ギャラクシー・デジタル、ウィズダムツリーなどもSECに「S-1」申請の修正書を提出した。SECは1月10日までに少なくとも1件の申請について措置を講じる必要があり、SECがこの期限に合わせ、同時に一連の決定を下すとの観測も浮上している。