概要:米アトランタ連銀のボスティック総は、米国のインフレ率は自身が予想していたよりも低下し、金融当局の目標である2%への道筋が見えてきたとの見解を示した。ただ、勝利宣言には時期尚早だとしている。
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2024年1月9日 3:44 JST
米アトランタ連銀のボスティック総は、米国のインフレ率は自身が予想していたよりも低下し、金融当局の目標である2%への道筋が見えてきたとの見解を示した。ただ、勝利宣言には時期尚早だとしている。
ボスティック総裁は8日、アトランタのロータリークラブでの講演で「われわれは現在、2%に向けた道を進んでいる」と発言。「目標はその道を外さずにいることだ」と述べた。
総裁は、失業率が多くのエコノミストの予想を下回って推移し、賃金上昇率がインフレ率を上回っていることで消費者の購買力が高まっている傾向は今後も続くとみている。
「われわれは非常に強いポジションにいる」とした上で、政策立案者は景気抑制的な金融政策を継続させることが可能だと付け加えた。