概要:カナダの銀行、カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)は、低迷する米オフィス不動産向けのローン売却を目指している
カナダの銀行、カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)は、低迷する米オフィス不動産向けのローン売却を目指している
ブルームバーグ・ニュースが確認した資料によると、オフィス向けローンの正常・不良債権3億1600万ドル(約460億円)相当の買い手を探すためCBREグループと契約した。このローン債権はサンフランシスコやシアトル、フェニックス、オースティンなどの都市にあるビル8棟を担保とする。売り手はCIBCだと、事情に詳しい関係者が手続きの非公開を理由に匿名で語った。入札期限は2月中旬。
CIBCの広報担当者はコメントを控えた。CBREの広報担当者にコメントを求めたが、今のところ返答はない。
銀行はこの1年、商業用不動産へのエクスポージャー縮小を目指し、ローン売却を模索している。高金利を受け、デットの担保となる不動産価値が落ち込んでいることが背景にある。