概要:米ベライゾン・コミュニケーションズでは、2023年10-12月(第4四半期)に個人向け携帯電話の契約数が増加した。個人向け携帯電話の契約はここ数四半期に減少が続いていた。
コンシューマー部門の携帯電話契約数は3四半期連続で減少していた
調整後1株利益は1.08ドル-アナリスト予想と一致
米ベライゾン・コミュニケーションズでは、2023年10-12月(第4四半期)に個人向け携帯電話の契約数が増加した。個人向け携帯電話の契約はここ数四半期に減少が続いていた。
同社の23日発表によると、コンシューマー・グループの携帯電話契約数は31万8000件の増加。市場予想は9万5900件の増加だった。飽和状態にある市場でAT&TやTモバイルUSとの競争が続く中、ベライゾンのコンシューマー・グループの契約数は過去3四半期にわたって減少が続いていた。
法人グループは引き続き低調。需要鈍化と競争環境が理由だと、ベライゾンは説明した。同社は先週、企業サービス部門の評価額を58億ドル(約8580億円)引き下げていた。法人グループの売上高は3.6%減の76億ドル。携帯電話の契約数は増えたものの、固定通信のサービス・機器の販売が減少した。
無線サービス全体の売上高は194億ドルと、前年同期比3.2%増。ベライゾンによれば、値上げや新しい料金プランの採用などが寄与した。
調整後の1株利益は1.08ドルで、アナリスト予想の平均と一致。売上高は前年同期比0.3%減の351億ドル。市場予想の平均は345億ドルだった。電話を買い換える顧客が減ったことが売上高の減少につながったと、ベライゾンは説明した。