概要:電子署名の米ドキュサインに対するレバレッジドバイアウト(LBO)計画を巡り、ダイレクトレンディング(直接金融)業者と銀行が買収資金を提供しようとようと競争を繰り広げている。ドキュサインのLBOでは借り入れ額が最大80億ドル(約1兆1840億円)に上る可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。
2024年1月23日 2:25 JST
電子署名の米ドキュサインに対するレバレッジドバイアウト(LBO)計画を巡り、ダイレクトレンディング(直接金融)業者と銀行が買収資金を提供しようとようと競争を繰り広げている。ドキュサインのLBOでは借り入れ額が最大80億ドル(約1兆1840億円)に上る可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。
非公開の情報を話しているとして匿名を条件に述べた関係者によれば、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社のベイン・キャピタルやヘルマン・アンド・フリードマンがドキュサインの買収で競合しているが、交渉は継続中で詳細は変更される可能性もある。
ドキュサイン、ベイン、ヘルマンの担当者はいずれもコメントを避けた。ドキュサイン買収計画についてはロイター通信がこれより先に報じていた。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、ドキュサインのLBOで提案されているローンは、これまでのダイレクトレンディング取引の最高額をおよそ30億ドル上回る。