米ユナイテッド、通期利益見通しは市場予想上回る－時間外で株価上昇

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2024年1月23日 6:50 JST

米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは2024年通期の利益がウォール街の予想を上回るとの見通しを示した。ただ１－３月（第１四半期）損益については、ボーイング７３７ＭＡＸの一部運航停止の影響などで市場予想を上回る赤字を見込む。

ユナイテッドの22日の届け出によると、通期利益は１株当たり９－11ドルが見込まれる。中央値ではブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の9.45ドルを上回る。

１－３月の調整後１株損益は35－85セントの赤字となる見通し。アナリストの予想平均は同21セントの赤字。燃料費以外の経費は１桁台半ばの増加となる見通しで、７３７ＭＡＸの運航停止が１月31日まで続いた場合は３ポイントのマイナス影響があるとしている。

今月５日にアラスカ航空が運航する７３７ＭＡＸ－９で機体の一部が飛行中に吹き飛んだ事故を受け、当局は一部同型機の運航停止を命令。ユナイテッドは世界で最も多い79機の同型機を保有する。

ユナイテッドの10－12月（第４四半期）決算では、調整後１株利益は２ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の1.69ドルを上回った。売上高は136億3000万ドル。市場予想は135億4000万ドルだった。

同社の株価は通常取引終了後の時間外取引で一時6.2％上昇。