概要:米電気自動車(EV)メーカーのテスラが24日発表した2023年10-12月(第4四半期)の決算は市場予想を下回った。また、次世代車の投入に取り組む中で、今年の売上高の伸びは「大幅に鈍化」すると警告した。
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2024年1月25日 6:29 JST
テスラが具体的な納車目標を提示しなかったのは異例
10-12月期の調整後1株利益71セント、平均予想の73セントを下回る
米電気自動車(EV)メーカーのテスラが24日発表した2023年10-12月(第4四半期)の決算は市場予想を下回った。また、次世代車の投入に取り組む中で、今年の売上高の伸びは「大幅に鈍化」すると警告した。
テスラが具体的な納車目標を提示しなかったのは異例。同社は長期間、複数年にわたる年平均の伸び率を50%としてきた。アナリストらは、テスラの今年の販売台数を220万台と、23年を約20%上回ると予想している。
10-12月期の調整後1株当たり利益は71セントで、平均予想の73セントを下回った。売上高は252億ドル(約3兆7200億円)で、市場予想の259億ドルに届かなかった。
通常取引終了後の時間外取引で、テスラ株は一時5.9%下落。ニューヨーク時間午後4時43分(日本時間25日午前6時43分)時点は2.7%安となった。
テスラはかねて次世代車の開発に取り組んでいると説明してきている。新型モデルはテスラのラインアップを一新するのに役立つ見通し。