近年、投資家たちは海外FX業者に魅了され、次々と新たな投資先を探し求めています。しかし、その裏には危険が潜んでいることを忘れてはいけません。

MGL Globalのような業者は、最初は魅力的に見えるかもしれませんが、実際には詐欺の温床となることが多いのです。

本記事では、MGL Globalがどのようにして投資家を欺き、出金できない状況に追い込むのか、その手口と被害者の実体験を詳しく見ていきます。

MGL Globalについて

WikiFXで検索したところ、MGL Globalの評価が僅か0.25点のことが判明しました。

MGL Globalは、先物取引、原油、金、ビットコイン、株式、通貨など、さまざまな金融商品を取り扱っており、スプレッドは0から、最大レバレッジは1:500と非常に高い設定です。

また、取引プラットフォームもMT4/MT5ではなく、独自開発の「Tradingweb」を提供しています。このような独自の取引アプリやWebサイトを使ったPR活動は、よく見かけますが、実際には相場操作のために偽のアプリやサイトを使用することが多いため、注意が必要です。

【POINT】

海外業者が「当社独自開発の取引アプリやWebサイトで取引する」といった宣伝を行う場合、その背後には詐欺的な意図がある場合が非常に多いです。必ずお気を付けて！

さらに、現時点でMGL Globalの公式サイトはすでに閉鎖されており、これが証拠の一つとなっています。

被害報告１

原油先物取引で利益を得たが…

最初に、被害者は原油先物の取引で利益を得て無事決済を終えました。

しかし、その後、MGL Globalの担当者から「出金するためには、収益の15%を手数料として支払う必要がある」と告げられました。具体的には、229,500ドルの収益から34,425ドル（約511万円）の支払いが求められまれました。

銀行口座を通じて支払うよう強制

最初、被害者はこの手数料に疑問を抱き、「資金で支払えないか?」と質問しましたが、担当者は「必ず銀行口座を通じて支払わなければならない」と繰り返し強調しました。

さらに担当者は、「手数料が支払われない限り出金はできない」と告げ、出金が一切できない状況を作り出しました。

詐欺師が使う手口

これは詐欺の典型的なもので、最初は出金が簡単にできるかのように見せかけ、後に理由をつけて支払いを強制する手段です。

最終的に被害者が支払いに対して疑念を抱き、「訴訟を準備している」と伝えると、担当者は脅しをかけました。「支払いが行われない場合、家族や自分の信用に影響を及ぼし、財産が法的に清算される可能性がある」と、さらに圧力をかけてきたのです。

被害報告２

SNSでの勉強会参加から勧誘へ

こちらの被害者は、SNSで笹川修一が主催する投資勉強会の案内を見て参加し、その後、LINEグループに誘われました。グループ内で、高橋陽子からMGL Globalの高村勇気を紹介され、投資勧誘を受けた彼は、信頼を寄せて高村の指示に従い、MGL Globalで取引口座を開設しました。

振込先がMGL名義でない不審な点

口座開設後、高村からの指示で、何度も合計10,500,000円を指定された口座に振り込みましたが、その口座はMGL Global名義ではなく、日本国内の別法人名義の口座でした。高村は、「円からドルに両替するため、一度別名義の口座に振り込む必要がある」と説明しました。

【POINT】法人口座だから入金しても大丈夫?法人口座を悪用した詐欺事件に要注意

企業や法人口座を使うことで、一見すると信頼性が高いように見えるかもしれませんが、実際には詐欺の手口であることが多いのです。怪しいと思った場合は、金融庁や警察庁、または信頼できる金融機関に相談し、確認することをおすすめします。

追加の投資資金要求

その後、笹川修一の指導を受けるグループ内で、BTC/USDの取引が紹介されましたが、「資金が少ないと取引リスクが高まる」として、追加の投資資金を振り込むように指示されました。被害者はその指示に従い、追加で資金を振り込みました。

原油取引と再度の支払い要求

さらに、高村勇気から「フクダミノル（笹川修一の恩師）」からの指示で、「原油の取引を優先的に行うように」と勧められ、原油取引を始めました。しかし、取引終了後に出金を依頼すると、高村から「出金には500万円の指導料を支払わなければならない」と、新たな支払い要求がされました。この要求は事前に説明されていなかったもので、被害者は驚きました。

その後、高村は再度「税金として2000万円を支払うように」と振込を要求しましたが、この要求は常識的にも不当であり、被害者はこれを拒否しました。

最新情報

ネット上で調べたら、関連グループが閉鎖になって、そのうちの「先生役」も氏名を変更しました。

恐らく新たな偽名で新たな被害者を騙すためでしょう。

https://snstousisagi.blog.jp/archives/2571771.html

詐欺の手口

これらの事例に共通する詐欺の特徴は以下の通りです：

独自プラットフォームの使用

詐欺行為では、多くの場合、信頼性の低い独自のプラットフォームが使用されます。これらのプラットフォームは、正規の取引所や金融機関とは異なり、監視や規制が欠如しているため、利用する際には十分な注意が必要です。

不審な口座への振込指示

MGL Global名義ではなく、別法人名義の口座に振り込ませる点が不審です。法人口座を使用していても、それが正規の取引所や信頼できる金融機関であるとは限らないため、疑わしい場合は振込を避けることが大切です。

追加振込の強要

「取引リスクを避けるために追加投資が必要」といった理由で、次々と金銭を要求される場合は警戒が必要です。正当な取引先は、資金追加を強制することはありません。このような要求があった場合は、冷静に考え、慎重に行動することが求められます。

出金に際して不正な手数料の要求

取引後に突然「出金には手数料が必要」と言われるのは、詐欺の典型的な兆候です。このような状況に遭遇した場合、相手とのチャット履歴を保存し、入出金明細書などの関連資料もきちんと保管しておくことが重要です。これらの証拠は、万が一の際に警察や弁護士と連携する際に役立つ可能性があります。

法的措置や脅しによる圧力

支払いが行われない場合、詐欺集団は家族や信用に影響を与えるなどの脅しを行うことがあります。彼らは心理的圧力をかけて、被害者が支払わざるを得ない状況を作り出そうとします。このような脅迫に対しては、冷静に対処し、必要であれば専門の機関に相談することが重要です。また、個人情報を提供していた場合、情報漏洩による二次被害にも注意を払う必要があります。

詐欺に巻き込まれないために

詐欺の特徴を理解し、警戒心を持つことで、被害に遭うリスクを大幅に減らすことができます。常に冷静に行動し、不審な点があれば専門機関に相談することが重要です。

自分の資産を守るため、WikiFXなどのFX業者情報サイトでしっかりと確認し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

MGL Globalの事例は、詐欺の典型的な手口を示しています。

一見利益が上がっているように見えても、実際には不正な出金要求や追加の支払いを強要される危険が潜んでいます。

投資家として成功するためには、信頼できる業者を選び、怪しい兆候を見逃さないことが最も重要です。

詐欺に巻き込まれないために、冷静な判断と情報収集を行い、自分の資産をしっかりと守りましょう。

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WikiFXでは、ご自身の判断で慎重に海外業者を選び、できるだけ日本の金融庁の監督下にある業者を選ぶことを強く推奨します。

万が一詐欺に遭った場合は、すぐに警察や弁護士に相談し、消費生活センターにも連絡してください。

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