英国のインフレ率が予想を下回ったことを受けてトレーダーが来年の利下げ観測を強め、世界の債券は値上がりした。
ドイツの10年国債利回りは20日、3月以来の2%割れとなった。ユーロ圏の経済統計悪化とインフレ鈍化を受け、欧州中央銀行(ECB)が来年、利下げする必要があるとの見方が強まった。
欧州の自動車販売台数は11月も増加し、1年4カ月連続で前年同月の水準を上回った。メーカー各社が引き続き受注残の消化を進めたためで、このままいけば今年通年では2桁台の伸びとなりそうだ。
米ヘッジファンド運営会社ノース・ロック・キャピタル・マネジメントは、ミレニアム・キャピタル・マネジメントの元ポートフォリオマネジャー、サヤン・ゴーシュ氏とニレシュ・バナジー氏を採用し、アジア事業拡大を強化した。
ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏は19日、 米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)がトレーディング事業への投資を拡大する計画を明らかにしたことを踏まえ、同行は資本市場での競争に真剣だとウォール街にシグナルを送っていると指摘した。
クオンツファンド運営会社のABRダイナミック・ファンズの1ファンドは、株式市場のボラティリティー低下に乗る戦略で2023年にプラス64%のリターンを上げた。
2011年に米連邦破産法の適用を申請したアラバマ州ジェファーソン郡は、来年1月に予定している25億ドル(約3600億円)の地方債発行について、主幹事からシティグループを外す方向で調整を開始した。同行は地方債業務を担当する部門を閉鎖する方針を示していた。
日本でハイブリッド車(HV)の売れ行きがかつてないほど好調だ。
米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は19日、市場シェア拡大を目指し、マーケッツ部門への投資を継続する方針だと語った。
米電気自動車(EV)メーカー、テスラの管理職は一部の従業員に対し、今年は能力に基づく株式報酬を付与しないと伝えた。
ウォール街では電気自動車(EV)メーカー、米テスラの業績見通しが急速に暗転している。少なくとも2人のアナリストがここ数日間にテスラに一段と慎重な見方を示した。
日本製鉄が米鉄鋼大手USスチールを買収する合意が成立したことで、バイデン米大統領は政治的ジレンマに追い込まれた。バイデン氏が再選を目指す上で製造業の中心地での勝利が鍵となるからだ。
日本製鉄が米鉄鋼大手USスチールを141億ドル(約2兆円)で買収することで合意したことを受け、USスチールの信用格付けが引き上げられる可能性がある。ムーディーズ・インベスターズ・サービスが指摘した。
物流大手の米フェデックスの9-11月(第2四半期)決算では利益がアナリスト予想を下回った。経費は削減されたが、長引く貨物需要低迷を背景に航空貨物部門とトラック部門の輸送量減少を補うほどではなかった。同社は通期売上高見通しを下方修正した。
19日のロンドン金属取引所(LME)のアルミニウム相場は下落。ロシア産金属に対する英国の制裁措置を受け、在庫が急増したことが材料視された。前日は6週間ぶり高値で終了していた。
19日の米株式相場は続伸。この日も米金融当局者が利下げに対する市場の期待を抑える発言を行ったが、相場の上昇基調は維持された。
米アトランタ連銀のボスティック総裁は、来年に利下げを急ぐ必要性はないとの見解を示し、次の政策行動を精査している米金融当局は毅然とした姿勢で忍耐強くあるべきだと強調した。
英ケンブリッジ大学クイーンズカレッジ学長のモハメド・エラリアン氏は直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に見られた債券急騰について、FOMCがコミュニケーションで問題を抱えていることを示す重大な証左であるとの見解を示した。
米国では企業が支払いに窮するとの懸念が大きく後退している。来年に利下げが始まるとの期待が投資家の間で強まっていることが背景にある。
イングランド銀行(英中央銀行)のブリーデン副総裁は、同国の賃金の伸びは依然として高過ぎると指摘、インフレ率を持続的な形で目標の2%に戻すには景気抑制的な金融政策を当面維持する必要があるとの考えを示した。