概要:本日、英国立統計局(ONS)から発表されたイギリスの5月小売売上高は、前月比でマイナス0.5%となり、前月の1.4%から低下しました。
本日、英国立統計局(ONS)から発表されたイギリスの5月小売売上高は、前月比でマイナス0.5%となり、前月の1.4%から低下しました。前年比では市場予想・前回値ともに小幅改善となり、マイナス4.7%で着地しました。イギリスは欧州の中でも突出してインフレ率が上昇しており、ひと月単位で生活費が上昇している中での、今回の結果となりました。
昨日の欧州時間から下落し円高傾向となっていたポンド円は、本日のアジア時間に横ばい推移が続いていましたが、指標発表前から小幅に下落。現在は165.176付近で推移しており、指標発表と同時に下落を相殺する往って来いとなりました。
昨日のポンド円は167.094から164.661まで250pipsもの下落となり、本日も昨日の流れが踏襲されるのか、警戒していましたが、アジア時間では下限165.101・上限165.665の中でのレンジ推移が継続しています。4時間足ではダブルトップのような形状となりつつあるため、下落に警戒が必要です。
本日の欧州時間では、ピルMPC委員とハスケルMPC委員の発言が控えているため、来月以降の金融政策に対して具体的な発言がなされるのか、注目したいところです。また、直近のCPIの上昇に関してどう捉えているかにも、発言があるのか注視しましょう。
利下げサイクルの開始による市場への影響は?
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