概要:スイスの6月雇用統計が7日に発表され、失業率(季節調整前)は前回値の2.1%から0.1ポイント改善し、2.0%となり、直近3ヶ月連続下落となっています。
スイスの6月雇用統計が7日に発表され、失業率(季節調整前)は前回値の2.1%から0.1ポイント改善し、2.0%となりました。スイスの失業率(年平均)は2020年以降下落傾向にあり、直近3ヶ月連続下落となっています。
また、スイスの消費者物価指数(CPI・前年比)は他の欧州主要国と比べると2.9%と低いものの、14年振りの高水準へと上昇しています。
今回の結果を受け、反発していたスイスフランは、対円で反落しました。現在のフラン円は140.104となっており、上昇を試みるも上値の重い展開が続いています。
テクニカル面では、フラン円は6月29日の最高値である143.758から下落基調が続いており、現在は4時間足下落平行トレンドラインの上限に向けて、反発が入っている最中です。ただ、頭上に4時間足20MAと75MAが控えており、上抜けられない場合は140.388付近での下落となるでしょう。反発上昇が継続した場合、平行チャネル上限の140.713までは上目線を継続させてもよさそうです。
フランは対米ドルでも弱含んでおり、時間足では下落基調となっています。ただ、4時間足では下限0.9525、上限1.00552とするレンジ推移となっているため、レンジ上限の1.00552に向けての上昇となるのか、注目したいところです。