概要:オーストラリアのRBA議事要旨(7月5日分)が19日に公表され、政策金利を1.35%に引き上げた背景が明らかになりました。
オーストラリアのRBA議事要旨(7月5日分)が19日に公表され、政策金利を1.35%に引き上げた背景が明らかになりました。議事要旨では、「25-50bp(ベーシスポイント)の利上げの可能性を検討した」「インフレ率は2022年後半にピークを迎え、2023年には2-3%台まで低下するだろう」「今後数か月間、金融政策を正常化するため更なる措置を講じる必要があることで合意した」と示されました。
オーストラリアの消費者物価指数(前年比)は4月時点で5.1%となっており、政策金利が前回値の0.85%から50bp引き上げられ1.35%となりましたが、来月2日の政策金利発表では、更なる利上げが予想されます。
議事要旨公表後、下落していた豪ドル円は反発しました。豪ドル円は本日安値の93.980から94.292まで上昇。時間足20MAを上抜ける勢いを見せています。
4時間足では、10MAが下値サポートとして機能しており10MAに沿って上伸しているため、次のターゲットである95.244付近まで上昇するのか注目しましょう。
なお、本日雇用統計が予定されているポンドに対しても豪ドルは強含んでおり、ポンド豪ドルは1.7558から1.7494まで60pipsほど下落しています。テクニカル的には、ポンド豪ドルは日足下落局面の最中のため、直近安値の1.7436を下抜けるのか注視したいところです。
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