概要:オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が9日に発表した8月の豪・消費者信頼感指数は、前月比で3.0%の低下となり、81.2で着地しました。
オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が9日に発表した8月の豪・消費者信頼感指数は、前月比で3.0%の低下となり、81.2で着地しました。ウエストパック銀行のチーフエコノミスト・Bill Evans氏は、「インフレは依然として大きなマイナス要因となっており、耐久消費財にとくに重くのしかかっている」と述べました。
一方で、同日に発表された7月の豪・NAB企業信頼感指数は、前回値の1.0から7.0へ改善しました。NABいわく、「高まり続けているインフレ圧力にも関わらず、建設部門など依然として需要が強いことが伺える」とのことでした。
指標発表を受け、豪ドルは軟化しました。豪ドル円は本日高値の94.400から93.903まで小幅に下落。時間足20MAを割り込んでいます。豪ドル円は、日足ベースで高値を切り下げている一方、下値を切り上げているペナントに入っているため、上限ラインの95.088を上抜けふたたび上昇トレンドに回帰するのか、慎重に見守りたいところです。
なお1週間後にはRBA(豪州準備銀行)理事会の議事録も公表される予定です。直近のインフレ率6.1%を抑えるための利上げペースについても開示されるのか、注目しましょう。
利下げサイクルの開始による市場への影響は?
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