概要:本日のニュースをまとめにチェック!
松野官房長官が2日、記録的な円安についての質問に答え、「為替の急激な変動は望ましくない」「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視している」「為替市場はファンダメンタルズに則った安定的な推移が重要である」と示しました。
日本と諸外国の政策金利差が拡大する中、歴史的な円安基調となっており、ユーロ円・米ドル円ともに節目の140円台に乗せる場面がありました。
米ドル円は昨日の米・ISM製造業景気指数発表後に140.240まで急騰。本日のアジア時間でも高値を更新し、140.262まで上昇しています。ただ日足RSIが70に達しており、本日の米国時間では米・雇用統計も控えているため、楽観的な円安継続推測には注意が必要です。
ドイツの貿易収支が2日に発表され、前月の62億ユーロから減少したものの、54億ユーロで着地し、赤字転換を免れました。市場予想の48億ユーロを上回る結果となりました。
内訳として、輸出が前回値の4.2%から減少しマイナス2.1%となった一方、輸入が前回値の0.1%から減少しマイナス1.5%となりました。対中貿易収支は、2012年以来10年ぶりの赤字転換となりました。
指標発表後、昨日140pipsの下落となったユーロ米ドルは、一時的に下落したものの、すぐに回復しました。現在のユーロ米ドルはパリティを割り込み0.9968となっています。ユーロ米ドルは時間足20MAの直下に位置しており、4時間足では調整反発の最中なため、欧州時間の方向性に注意しましょう。
スイスの4-6月期の非農業部門雇用者数が2日に発表され、前回値の527.3万人から531.6万人に微増しました。スイスは昨日発表された消費者物価指数(CPI)が3.5%に上昇したばかりでしたが、失業率も3.5%に低下しており、労働市場の堅調な状況が継続しました。
発表を受け、スイスフランは対円で小幅に上昇しました。クロス円の中でオセアニア通貨が低迷する中、スイスフランは堅調に推移しています。現在のフラン円は143.076となっており、テクニカル的には日足20MAに下値をサポートされる形で上伸しています。フラン円は今年高値の143.692まで値幅を縮小しているため、米国時間での上昇余力に注目しましょう。
トランプ大統領は月曜日の夜、すべての国からの鉄鋼に対する25%の関税を復活させ、アルミニウム輸入に対する関税を10%から25%に引き上げる大統領令に署名した。
アメリカで2月5日、南部テキサス州に証券取引所を設立する計画が発表された。運営会社のTXSEグループによると、すでにブラックロックなどの金融大手からおよそ1億2,000万ドル=日本円にして187億円を調達していて、年内にSEC(米国証券取引委員会)に登録を申請する。
金融庁は、国内で登録されていない事業者が提供する暗号資産取引アプリのダウンロードを防ぐため、アメリカのアップルとグーグルに対して、公式ストアからの削除を要請していたことが明らかになりました。アップルはすでにこの要請に応じたとされています。
最近、ドイツの政界は内部の対立によって動揺しており、政府は早期選挙の実施を決定せざるを得なくなりました。現地時間の11月12日、ドイツの主要政党は早期選挙実施で合意しました。現政府は12月16日に信任投票を受ける予定であり、選挙は2025年2月に実施される見込みです。この珍しい早期選挙が、ドイツの政局における混乱に終止符を打つことができるか、注目されています。