概要:Yahoo!ニュースでFX詐欺ニュース!同じグループと思われる業者を紹介
ニュース:京都の30歳女性、FX投資名目で2千万円詐欺被害
Yahoo!ニュースでFX詐欺のニュースがありました。
京都府警伏見署は12日、京都市伏見区の団体職員女性(30)が、外国為替証拠金取引(FX)への投資名目で現金2110万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。
同署によると、女性は4月28日、フェイスブック上の広告を通じて知り合った人物から投資話を持ちかけられた。その後「毎週の利益30%以上を見込めます」などとFXへの投資を勧められ、スマートフォンアプリ「フルトンFX」をダウンロードした。アプリ上で利益が出ているように見せかけられ、6~7月に計10回、指定された口座に現金計2110万円を振り込んだという。
女性は取引をやめる際、資金が引き出せなくなり、伏見署に被害を届け出た。
引用元:Yahoo!ニュース
フルトンFXに関して
このニュースに出てきたフルトンFXは、下のFX業者です。
https://www.wikifx.com/ja/dealer/3849630947.html/?source=jhi7
このフルトンFXですが、サイトの中に怪しい形跡がありました。
サイト内に、金融庁、証券取引等監視委員会、証券・金融商品あっせん相談センター、金融先物取引業協会、マイナンバーなどのロゴが掲載されていました。
(下の画像はフルトンFXの画像です。現在、フルトンFXの公式サイトは閉鎖されているため確認できませんが、たまたまX(旧:Twitter)でフルトンFXのポストをした時に問題の画像をキャプチャしていました。)
なぜ、これらのロゴの掲載が問題というと、フルトンFX金融庁に登録していないにも関わらず、金融庁のロゴを掲載していたからです。
金融庁などの機関のロゴを掲載した理由として考えれるのは、権威性を利用して、「このFX業者は大丈夫」と信用させるためです。
実を言うと、無登録にも関わらず金融庁などの権威ある機関のロゴを掲載して騙そうとしているFX業者はフルトンFX一社だけではありません。
WikiFXで把握しただけでも、数社ありました。
関連業者リスト
https://www.wikifx.com/ja/dealer/3691930476.html/?source=jhi7 (HPが閉鎖中)
https://www.wikifx.com/ja/dealer/1997583762.html/?source=jhi7
(金融先物取引業協会の会員ではないのに金融先物取引業協会のロゴを悪用)
https://www.wikifx.com/ja/dealer/9646992332.html/?source=jhi7
https://www.wikifx.com/ja/dealer/2934187633.html/?source=jhi7
https://www.wikifx.com/ja/dealer/3431176778.html/?source=jhi7
これらの業者はサイトのデザインは違いますが、ロゴの掲載という同じ手口が使われているため、同じ詐欺グループまたは関係者が関与している可能性が高いです。
中にはスコアが高い業者もありますが、リスクが高いので、これらの業者は利用しないでください。
新手口:勝手に「金融庁」掲載
また、詐欺師は同じ手口を何度も利用する傾向があります。
ですので、今後も「金融庁」などのロゴが掲載された詐欺FX業者が出て来る可能性が十分にあります。
金融庁などの機関のロゴを見ても、詐欺の可能性があるので、鵜呑みにせず、本当に登録されているかなど調べましょう。
また、最近では監督官庁や団体だけではなく、有名企業のロゴを悪用するFX業者も出て来ています。
例えば、こちらの業者です。
https://www.wikifx.com/ja/dealer/2631069719.html/?source=jhi7
この業者はドイツ銀行、野村證券、UBSなどの世界的に有名な金融機関のロゴを掲載しています。
この業者のサイトには、中国語の機械翻訳、金融ライセンスがNFAだけという、詐欺グループがよく使う特徴があります。
(フルトンFXと同じ詐欺グループの可能性があるFX業者も全て、金融ライセンスがNFAのみです。
スコアは高いですが、リスクがあるので、利用するのは控えてください。
また、Yahoo!ニュースでは、「フェイスブック上の広告を通じて知り合った人物から投資話を持ちかけられた」とあります。
これは詐欺グループがよく使う典型的な手口です。
SNSやLINEで知り合い、仲良くなった後、投資に誘い、FX業者に勧誘してきます。
この時に紹介されるFX業者は、詐欺業者の場合が多いです。
なので、騙されないためにも、「SNSやLINEで知り合った人から紹介されるFX業者=詐欺業者」と考えた方が良いでしょう。
今後も、同じ手口であなたを騙そうとする業者は出てきます。
騙されないためにも、この記事を紹介した詐欺手口(権威のある機関や有名企業のロゴ、ライセンスがNFAのみ、SNSでの勧誘)を覚えておきましょう。