概要:シンガポール政府系ファンド、GICが出資する車載電池メーカーのAESCグループが最新の資金調達ラウンドで約100億ドル(約1兆5000億円)の企業価値評価を目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
2023年11月24日 11:50 JST
「シリーズC」ラウンドで約15億ドル調達を検討
検討は初期段階、資金調達規模や評価額など詳細なお変更の可能性
シンガポール政府系ファンド、GICが出資する車載電池メーカーのAESCグループが最新の資金調達ラウンドで約100億ドル(約1兆5000億円)の企業価値評価を目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
情報が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者によると、中国のクリーンエネルギー会社エンビジョングループが支配権を持つAESCは「シリーズC」ラウンドで私募投資家から約15億ドルを調達することを検討している。
検討は初期段階で、資金調達規模や評価額などの詳細はなお変更される可能性もあると関係者は述べた。AESCとエンビジョンの担当者はコメントを控えた。
車載電池AESCが10億ドル調達、米国でのIPO目指す-関係者
AESCはかつて日産自動車の電池子会社だったが、上海を拠点とするエンビジョンが2019年に同社の支配権を取得。日産は少数株を保有している。