概要:今週発表される米国とユーロ圏のインフレ指標はいずれも前年同月比ベースの伸びが、2021年の前半あるいは半ば以来の低さになるとみられている。追加利上げはないというセンチメントを補強する材料となりそうだ。
米PCE価格指数は総合が前年比3.1%上昇、コアは3.5%上昇の予想
ユーロ圏CPIは前年比2.7%上昇に鈍化予想、発表はいずれも30日
今週発表される米国とユーロ圏のインフレ指標はいずれも前年同月比ベースの伸びが、2021年の前半あるいは半ば以来の低さになるとみられている。追加利上げはないというセンチメントを補強する材料となりそうだ。
米金融当局が特に重視する個人消費支出(PCE)価格指数の10月分が、30日に発表される。総合価格指数は前年同月比3.1%上昇、食品と燃料を除くコア価格指数は同3.5%上昇の予想。基調的なインフレ動向を測る上では、コア指数の方が適切だと考えられている。