米国株は来年中に最高値更新へ、ドイツ銀はＳ＆Ｐ目標5100と強気予想

2023年11月27日 21:58 JST

Ｓ＆Ｐ500種、インフレ低下と企業業績回復で約12％高へ－ドイツ銀

• ＢｏｆＡとＲＢＣのストラテジストも5000に達すると予想

市場予測担当者の大半は23年の株高を予想し損ねたが、投資家心理が改善し景気後退への懸念が後退するにつれ、来年について楽観的な見方を強めている。ＲＢＣキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ロリ・カルバシナ氏とバンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のサビタ・スブラマニアン氏はいずれも、Ｓ＆Ｐ500種が5000に達すると予想している。同指数は22年１月に4796.56の史上最高値を記録した。

• Ｓ＆Ｐ500は来年に最高値、明るいセンチメントで－ＲＢＣキャピタル

• Ｓ＆Ｐ500種は来年過去最高値の5000に－ＢｏｆＡのスブラマニアン氏

• ゴールドマンのコスティン氏、来年のＳ＆Ｐ500は最高値に迫ると予想

ドイツ銀のチャダ氏は、小幅で短い景気後退の場合、企業収益は10％増加すると予想。国内総生産（ＧＤＰ）が２％成長した場合、利益は19％増加するとみている。ブルームバーグインテリジェンスがまとめたデータによると、アナリストらは今年の利益を0.4％減、24年は11％増と予想している。

チャダ氏は今年１－３月（第１四半期）のＳ＆Ｐ500種の上昇を正しく予測した数少ないストラテジストの１人だった。同指数は現在チャダ氏の23年末の目標である4500を上回って推移している。