概要:本記事の筆者が、はじめてクレジットカードを持ったときに、父から3つの教えがあったといいます。払える範囲での利用にとどめる、毎月残高を持ち越さない、決して支払いを延滞しない。その3つはいまも守っているそうです。
クレジットカードは収入の延長ではなく、クレジットカード会社が返済を期待して行う信用貸しだと、父は言った。
初めてクレジットカードを持った時、払える範囲での利用にとどめ、残高を持ち越さないようにと、そのとき父は付け加えた。
また決して支払いを延滞せず、責任あるクレジットカードの使い方をするよう警告してくれた。
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大学を卒業して働き始め、初めて家を買った時、そろそろ最初のクレジットカードを持つ時だと心に決めた。クレジットカードを作り、そのゆるぎない与信枠を手にしたとき、それを使って、新しいマンションの家具をそろえたり、航空券を買ったり、日曜日のブランチを支払ったりするのだろうと思い描いていた。
その頃、父と何気ない会話をしている時に、私はクレジットカードを作ったことを話した。だが、父の返事は決して好意的ではなかった。「クレジットカードだって? そんなものは借金への一番の早道だ! クレジットカードは責任をもって使わなければいけない」と、父は言った。
ニューヨーク連銀の報告によると、クレジットカードの残高は2023年8月現在、1兆米ドル(約150兆円)を超え、過去最高に上る。父は間違っていなかった。アメリカ人はかつてないほどクレジットカードで借金をして、それに伴う高い金利を支払っているのだ。
父と責任あるクレジットカードの使い方について話した後、父がくれた3つのアドバイスをご紹介しよう。20年たった今も、私はこのアドバイスを守っている。