概要:対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」の開発元である米オープンAIは、株式公開買い付け(TOB)を通じた従業員による保有株売却の計画を変えていないと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社はまた、希望者が応募の是非を判断する時間を1カ月延ばしたという。
対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」の開発元である米オープンAIは、株式公開買い付け(TOB)を通じた従業員による保有株売却の計画を変えていないと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社はまた、希望者が応募の是非を判断する時間を1カ月延ばしたという。
事情に詳しい複数の関係者は10月、ブルームバーグに対し、オープンAIが既存の従業員保有株を860億ドル(約12兆7300億円)の企業評価額で売り出す方向で交渉を進めていると明らかにしていた。ただ11月に入り、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が解任されるなど社内が混乱したことで、株式売却が計画通りに進まない可能性があるとの懸念が浮上していた。アルトマン氏はその後、CEOに復帰した。
関係者らによれば、今回の混乱を考慮し、従業員の参加の期限を1カ月延長して来年1月5日とした。従来は12月初旬を期限にしていたという。オープンAIの担当者はコメントを控えた。