概要:米デル・テクノロジーズの8-10月(第3四半期)売上高は、予想以上に減少した。企業向けパソコン(PC)需要が引き続き低迷したことが響いた。
8-10月期売上高は10%減の223億ドル-市場予想230億ドル
来年2月に始まる次年度には増収が見込まれる-COO
米デル・テクノロジーズの8-10月(第3四半期)売上高は、予想以上に減少した。企業向けパソコン(PC)需要が引き続き低迷したことが響いた。
11月30日の発表資料によると、8-10月期売上高は10%減の223億ドル(約3兆3000億円)。アナリスト予想平均は230億ドルだった。法人および個人向けPC販売を含むクライアント・ソリューション・グループ(CSG)は11%減収と、アナリスト予想を大きく下回った。
イボンヌ・マギル最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会見で、2023年11月-24年1月(第4四半期)期の売上高は約220億ドルになると予測した。アナリスト予想平均は239億ドル。
デルの株価は通常取引後の時間外取引で一時、約3%下げた。
ジェフ・クラーク最高執行責任者(COO)は発表文で、来年2月に始まる次年度には増収が見込まれると述べた。現時点の市場予想は3.5%増収。