概要:米医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、2024年通期の営業売上高の成長率を5ー6%と予想した。主力の乾癬(かんせん)治療薬「ステラーラ」は、米国外において近くジェネリック(後発品)との競争にさらされる見通しだ。
2023年12月5日 23:22 JST
米医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、2024年通期の営業売上高の成長率を5ー6%と予想した。主力の乾癬(かんせん)治療薬「ステラーラ」は、米国外において近くジェネリック(後発品)との競争にさらされる見通しだ。
J&Jの売上高成長率は鈍化するもようだ。23年の営業売上高については、同社は8.5-9%増を見込んでいる。
24年の営業利益については、1株当たり10.55-10.75ドルへの増加を予想した。
ステラーラは、米国外で独占権が近く切れる見通しとなっている。同薬は、7-9月(第3四半期)にJ&Jの医薬品売上高全体の5分の1を占めた。
ステラーラの独占販売権は米国においては少なくとも25年早期まで維持される。ただそれ以外の地域ではより早く競争に直面する見通しだ。J&Jは10月、欧州でのステラーラの特許は24年半ばに切れると述べていた。