概要:米企業の内部関係者が自社株の保有を積み増す傾向が強まっている中で、S&P500種株価指数で好調ぶりが際立つエヌビディアの幹部らは利益確定を進めている。
11月に約1億8000万ドル相当を売却か売却の意向を示す書類提出
売却の大半は金額や日程が事前に決められたプランに基づくと担当者
米企業の内部関係者が自社株の保有を積み増す傾向が強まっている中で、S&P500種株価指数で好調ぶりが際立つエヌビディアの幹部らは利益確定を進めている。
米企業インサイダーの自社株買い急増、11月の株高に持続余地
ワシントン・サービスがまとめたデータによると、エヌビディアの幹部や取締役は先月に約37万株、金額にして約1億8000万ドル(約260億円)相当を売却、または売却の意向を示す書類を提出した。そのすべてが実行された場合、月間の売却額としては少なくとも過去6年で最大となる見通しだ。
年初来およそ3倍に値上がりしたエヌビディア株だが、足元では弱含みに転じている。今年11月-来年1月(第4四半期)の売上高見通しが人工知能(AI)ブームに伴う一部の高い期待を下回った11月21日以降、6%余り下落している。
エヌビディア、高い期待に見通し届かず株価下落-驚異的な収益増続く