概要:ADPリサーチ・インスティテュートによると、米民間企業の雇用は11月に増加ペースが鈍った。労働市場の熱が下がってきている新たな証拠となった。データはADPとスタンフォード・デジタル・エコノミー・ラボが共同で算出した。
ADPリサーチ・インスティテュートによると、米民間企業の雇用は11月に増加ペースが鈍った。労働市場の熱が下がってきている新たな証拠となった。データはADPとスタンフォード・デジタル・エコノミー・ラボが共同で算出した。
キーポイント |
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雇用の伸びは製造業や建設業、娯楽・ホスピタリティーでの削減に抑えられた。教育や医療サービス、貿易、輸送といった他のサービスセクターの伸びが全体を押し上げた。
この日の統計は、労働者の需要が徐々に後退していることをあらためて示した。雇用の創出は依然健全で、賃金の伸びも再びインフレ率を上回ったものの、借り入れコストの上昇と長引く物価圧力を受け、雇用主は採用ペースをますます落としている。
データは賃金の増加ペース減速をあらためて浮き彫りにした。同じ職にとどまった人の賃金は中央値で前年同月比5.6%、転職した人の賃金は8.3%それぞれ上昇。いずれも2021年以来の低い伸びだった。
統計の詳細は表をご覧ください。