概要:欧州中央銀行(ECB)の利下げは従来見込んでいた来年6月ではなく4月になると、ドイツ銀行のエコノミストが予想を修正した。
欧州中央銀行(ECB)の利下げは従来見込んでいた来年6月ではなく4月になると、ドイツ銀行のエコノミストが予想を修正した。
マーク・ウォール氏率いるドイツ銀のアナリストは6日、顧客へのリポートで、ECBの来年の利下げ幅は計150ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に達し、4月と6月の会合では0.5ポイントずつ利下げがあるとの見方を示した。
ウォール氏らは最近のインフレデータと政策当局者の発言を踏まえ、3月に利下げが実施される「リスクも相当ある」と述べた。
リポートでは「われわれは短期的な成長とインフレ見通しについてECB以上に悲観的だ」とした上で、「われわれが正しければ、ECBは今後数カ月でさらなる下振れに驚くだろう」と指摘した。