概要:コールセンター向けソフトウエアを手がける米ファイブ9は5日、新たな買収の打診を受けたと明らかにした。同社は約2年前に米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズによる買収計画を白紙に戻していた。
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2023年12月6日 10:35 JST
コールセンター向けソフトウエアを手がける米ファイブ9は5日、新たな買収の打診を受けたと明らかにした。同社は約2年前に米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズによる買収計画を白紙に戻していた。
ファイブ9は買い手候補の関心を探るためアドバイザーと連携していると、ブルームバーグ・ニュースが4日報じていた。同社は5日の発表資料で、「そうした機会に関する打診があった」ものの、合意は目指していないと説明した。
ズームは買収計画を復活させる可能性についてファイブ9と協議しており、他の戦略的な買い手候補も引きつけられる可能性があると、事情に詳しい複数の関係者は先に話していた。
5日の米株式市場時間外取引でファイブ9の株価は一時5.7%下落。通常取引終了時点で、同社の時価総額は58億ドル(約8540億円)だった。