概要:ニューヨーク原油先物相場はアジア時間7日午前の取引で、バレル当たり70ドル割れの水準で推移。前日は5営業日続落し、6月以来の安値を付けていた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が2024年に入っても生産抑制を計画しているにもかかわらず、世界の供給が需要を上回る兆候が示された。
ニューヨーク原油先物相場はアジア時間7日午前の取引で、バレル当たり70ドル割れの水準で推移。前日は5営業日続落し、6月以来の安値を付けていた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が2024年に入っても生産抑制を計画しているにもかかわらず、世界の供給が需要を上回る兆候が示された。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は、前日には約4%下げ、2月以来の長期下落局面となっていた。オクラホマ州クッシングの主要貯蔵拠点の原油在庫が増加したことが米国の公式データで示された一方で、ガソリン需要の指標が低下した。
WTI先物1月限はシンガポール時間7日午前7時52分(日本時間同8時52)現在、0.1%高の1バレル=69.48ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は6日に3.8%安の74.30ドルで取引を終了した。