概要:イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースXは、企業価値を1750億ドル(約26兆円)以上と評価する形でインサイダー保有株の売却に向けた協議を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースXは、企業価値を1750億ドル(約26兆円)以上と評価する形でインサイダー保有株の売却に向けた協議を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
機密情報だとして匿名で語った一部関係者によると、スペースXは5億ドルから7億5000万ドルのレンジとなる可能性のあるテンダーオファーを議論している。スペースXは1株95ドル程度での売却を検討しているという。
条件と規模は、インサイダーの売り手と買い手の関心次第で変わる可能性がある。
1750億ドルという水準は、同社が今夏のテンダーオファーで得た1500億ドルの評価額を上回り、ブルームバーグの集計データによれば、時価総額1790億ドルのTモバイルUSや同1770億ドルのナイキ、同1760億ドルのチャイナモバイル(中国移動)とほぼ並ぶ規模となる。
スペースXの担当者に取材を試みたがすぐには返答はなかった。