概要:円相場は来年1-3月(第1四半期)に1ドル=155円まで下落した後、同年末までに142円まで上昇するだろうと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが予想した。日本銀行が今月にも利上げを開始する可能性があるとの観測から円が一時141円台を付けた後でも、従来の予想を維持した。
円相場は来年1-3月(第1四半期)に1ドル=155円まで下落した後、同年末までに142円まで上昇するだろうと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが予想した。日本銀行が今月にも利上げを開始する可能性があるとの観測から円が一時141円台を付けた後でも、従来の予想を維持した。
BofAは1月に日銀がマイナス金利とイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を解除することを基本シナリオとし、解除は遅くとも4月までに起きるとみている。
「われわれの基本シナリオでは、米経済は世界の残り地域とのリカップリングを始め、米国のディスインフレは続き、米金融当局は金利を引き下げる。これがリスク志向を後押しし、ドルを買われ過ぎの水準から押し下げる」とBofAは説明した。