概要:ヘッジファンド運営会社シタデルのポートフォリオマネジャー4人が新年を前に同社を去った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、サーベイヤー・キャピタル部門のマイク・シーア氏も含まれる。
シタデルの旗艦ファンドの今年11月までのリターンはプラス約15%
シタデルは70億ドルを顧客に還元する計画だと関係者
ヘッジファンド運営会社シタデルのポートフォリオマネジャー4人が新年を前に同社を去った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、サーベイヤー・キャピタル部門のマイク・シーア氏も含まれる。
それによると、他の3人はいずれもロンドン在勤のニコ・ディル、ティム・ウッドワード、ショーン・マーフィーの各氏。リンクトインのプロフィルによると、シーア氏はシタデルの株式取引部門であるサーベイヤーで工業株中心の戦略を展開していた。
シタデルはコメントを控えた。ポートフォリオマネジャー4人にコメントを求めたが返答はなかった。
多数のトレーダー・チームを抱えるシタデルのようなマルチ戦略ヘッジファンドでは頻繁な離職は珍しくない。
シタデルの旗艦ファンドの今年11月までのリターンはプラス約15%と、多くが一桁台のリターンにとどまっているマルチ戦略ヘッジファンドの中で飛び抜けて好成績を上げている。事情に詳しい関係者は12日、同社が70億ドル(約1兆200億円)を顧客に還元する計画だと語った。