概要:ダブルライン・キャピタルの創業者ジェフリー・ガンドラック氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日に政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を5.25-5.5%のレンジに据え置いたことを受け、米10年債利回りが来年までに3%台前半になる可能性が高いとの見方を示した。
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2023年12月14日 7:39 JST
「長短金利逆転が解消されていくと思う」-CNBCに語る
ガンドラック氏は来年のリセッション入り予想を堅持
ダブルライン・キャピタルの創業者ジェフリー・ガンドラック氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日に政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を5.25-5.5%のレンジに据え置いたことを受け、米10年債利回りが来年までに3%台前半になる可能性が高いとの見方を示した。
ガンドラック氏はCNBCとのインタビューで「イールドカーブの長短金利逆転が解消されていくと思う」と述べ、「債券相場はまだ上昇するだろう。トレンドラインは崩れた」と指摘した。
ガンドラック氏は来年のリセッション(景気後退)入り予想を堅持し、米金融当局が来年に計2ポイントの利下げを実施するとの見方を示した。さらに、自身の景気後退見通しが市場に広がれば、一段と金融緩和が進む可能性もあると指摘し、「経済の下降傾向が下振れすると考えており、それが反応を引き起こすと思う」と述べた。