概要:2011年に米連邦破産法の適用を申請したアラバマ州ジェファーソン郡は、来年1月に予定している25億ドル(約3600億円)の地方債発行について、主幹事からシティグループを外す方向で調整を開始した。同行は地方債業務を担当する部門を閉鎖する方針を示していた。
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2023年12月20日 12:07 JST
ジェファーソン郡、1月起債でシティ除外に向け調整開始
アラバマ州ジェファーソン郡は2011年に破産を申請した
2011年に米連邦破産法の適用を申請したアラバマ州ジェファーソン郡は、来年1月に予定している25億ドル(約3600億円)の地方債発行について、主幹事からシティグループを外す方向で調整を開始した。同行は地方債業務を担当する部門を閉鎖する方針を示していた。
同郡の委員会は19日に作業部会を開き、 今回の地方債発行を承認する決議案を検討した。決議案には引受先としてすでにシティへの言及はなかった。代わりにレイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルを主幹事に指名している。郡の広報担当者によると、委員会は21日に同決議案を正式に採決する予定だという。
シティの広報担当者はコメントを控えた。
シティ幹部が先週、従業員に宛てた文書によると、同行は地方債事業について「当社全体のリターンを高めるというわれわれの取り組みを踏まえると、もはや続けられない」と判断したという。同行はジェファーソン郡と長年のつながりがあり、同郡の債務削減計画の要となった13年の債務借り換え時に主幹事を務めた。