概要:ウォール街では電気自動車(EV)メーカー、米テスラの業績見通しが急速に暗転している。少なくとも2人のアナリストがここ数日間にテスラに一段と慎重な見方を示した。
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2023年12月20日 11:05 JST
EV補助金減少や需要減退、競争激化が重しに
アナリストの利益予想平均、1年前から大きく低下
ブルームバーグのデータによると、アナリスト予想平均では、10-12月期のテスラの納車台数は48万1000台超。テスラ株を売り推奨をしているポーティロ氏は47万台程度になると予想。RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、トム・ナラヤン氏はテスラの投資判断を買い推奨しており、納車台数を47万6000台程度と予想している。
ナラヤン氏は18日、「モデル3」と「モデルY」の販売台数が「より緩やかな成長」となる見通しを反映し、24年と25年のテスラの納車台数予想を下方修正した。テスラのモデル3の一部車種は来年、連邦政府の税額控除が全額受けられなくなるとナラヤン氏は指摘した。